戦う女と媚び倒す女~あなたはどっち?聖子と明菜 均等法下の事務職と総合職
聖子と明菜
松田聖子がなぜいつもかわい子ぶりっ子をしていたか?中森明菜がなぜワガママと言われたか?あなたは真実を知っているだろうか?
それは彼女たちの仕事に対する方法論が違ったからだった。「人の用意したおみこしに乗った」聖子。「全部自分で決め、戦って自分の意思を通した」明菜。そして聖子は戦わずに全てを勝ち取り、明菜はボロボロになって全てを失った。
男女雇用機会均等法下の事務職と総合職
この姿は80年代の企業で仕事より結婚を重視した「お気楽事務職」と男並み、いや認めさせるために男以上に働いた「必死系総合職」と重なる。
しかしその結果、どちらが幸せになれただろうか。その驚愕の事実は最後まで一気に読み通せば自ずからわかるだろう。
これは聖子と明菜を分析しながら、働く女性の2つの生き方を分析した好著だ。2人のファンだけでなく、悩みながら働く人、人生をやり直したい人にとって必読の書だといよう。
「ホルスタイン・うし子の読書案内」でも辛口に、かつ的確に内容を紹介しています!
君はどう老いるか~「老いることは美しい」と言った沢田研二、「23時間55分郷ひろみ」だった原武裕実、そして定年後の私たち
サラリーマンは2度死ぬ
その1度目が「定年」だ。
全ての肩書、名刺、権威、尊敬、生き甲斐を失って、定年後のサラリーマンはただの何の肩書もない人間に戻ってしまう。
その虚しさと孤独の中で第2の人生をどう生きるか?
人間には誰でも使命がある
しかしアウシュビッツから奇跡の生還をしたドイツ人精神科医のフランクルは、そう言う。
そして本人が気づくまで使命はずっと待っていると。
沢田研二は「老い」を受け入れた
沢田研二には定年はない。従って外部からの強制的な肩書の剥奪はないが、しかし「売れなくなる」という「人生の節目」はある。
その時、沢田研二はどのように判断し、そして「老いに逆らわない」生き方を選んだのか。
その時、彼は自分の「使命」は何だと考えたのか。
郷ひろみは「老い」を拒否した
郷ひろみは「30代の自分」を厳しいトレーニング維持している。
そしてステージで50~60代のファンに、ひと時20代の自分を思い出させるというイリュージョンをコンセプトにしている。
そのために「老い」を拒否している。しかしそれは「架空の郷ひろみ」を生きるということだ。
その架空の自分として、何を「使命」だと思っているのか。
平凡な60代の元サラリーマンは
そして一般的なで平凡なサラリーマンだった著者は、「第1の死」を迎え、どうなったか。
そしてそこからどう使命に気づき、今どうしているか。
自分の「使命」に気づくきっかけになる本
この3人の人生を丁寧に追うことで、読者は自然に自分の使命は何か、ということに気づくだろう。
本書はその考えるきっかけを与える意味を持っている。
異界の国からこんにちは~民俗探偵、はじめての冒険
異界は実はすぐ隣にある
世の中に「異界」をうたった本は数多あるが、どれもつまらない。何故なら、実は異界は私たちのすぐ隣にあり、聖なるものが目の前にいる、という本質的なことが踏まえられていないからだ。
TDLもアトラクションあり着ぐるみがいるアミューズメント施設だと考えればただの遊園地だが、自分の世界の秩序が通じない不思議な世界だと思えば異界であり、そこのいるネズミは異人なのだ。
生後間もないかわいい乳児も、汗をほとばしらせライブのラストで「俺たちが君らを守るよ!」と叫ぶアイドルグループも、1000年以上前に寺の内陣を掃除していた中年男も、実は異人なのである。
異人は身近で遠い存在
異人はそれほど、身近でそして遠い存在だった。
さらに異人とは異界と現世との中間領域で生きることができる点で、不思議な力を持つ聖なる存在だった。
この不思議な異界と異人の世界を、自由な発想で解き明かした民俗探偵のはじめての冒険、あなたも一緒に出発しないか
神なき時代の「新しい穢れ」~民俗探偵、コロナ騒動を斬る
コロナは病渦ではない。社会現象だ。
結局この2年間世界を振り回した「恐ろしい新型コロナ」は何だったのか。本書はいち早く、その「新型コロナ騒動」(「コロナ禍」というよりも既に社会現象だった)の本質を振り返った好著である。
要は「新型コロナを危険だと国民に信じさせた」のは、その方が視聴率が取れると考えたマスコミと、新型コロナが危険な伝染病である方が助成金が入る日本医師会の利害が一致して、結託して信じないと急性発作で死ぬと脅した「新興宗教」をでっちあげるためではなかったか。
マスコミは毎朝、感染者数が増加したと恐怖を煽るミサを行い、日本医師会がそれに理論的根拠を与え、従わない<コロナワクチン非接種者><コロナ=危険ではない論者>」を「異端者=穢れ」として差別、言論統制したのはまさに中世の「魔女狩り」と全く同じであった。
コロナ騒動を大きくしたのは日本人の「穢れ」観
また一方でその「穢れ」は日本人の精神生活の根幹だった。
穢れの概念は縄文期に始まり、21世紀に「原発事故被害者の穢れ」「犯罪芸能人の作品の穢れ」「コロナ穢」を生んだ。それらは全て「差別」と「迫害」に結びついた。
本書は「穢れ」がいかに日本人の深層心理に根差しあらゆる差別を生んできたかを論証する。特に「新型コロナ騒動」の本質を知りたい人は必読だ。
あなたを救済する聖性の復権~民俗探偵とすぐ隣にある冒険
聖性を真正面から取り上げた好著
民俗学会の時代遅れの壁を超えて、現代社会に生きる日本人の本質を追求する「民俗探偵」第3弾がついに出た!
扱う素材は、バカボンのパパ、飯島愛、オーラの泉、布橋灌頂会、廃墟探訪など、思いもしないものばかり。
しかしそれらを通じてアニメの世界と宗教者が言うウソの中にしかないと思われていた「聖性」が、実は身近に、そう、あなたの隣にあった、という真実が明らかになる。まさに目の覚める一冊だ!
内容は4つの論考からなる。
宗教とビジネスの幸せな共存
「宗教とビジネスの幸せな共存」は、「宗教は経済的利益を追ってはいけない」という思い込みがある。
しかし実は宗教的な聖性と経済的利益の追求は同時に成立するという、思ってもみなかった真実を各地の聖地や宗教行事、特に富山県・立山で行われる「布橋灌頂会」を軸に証明している。
明るい宗教
「明るい宗教」は現代人の宗教心は希薄化したというのは思い込みであると証明した力作だ。
実は既成の「組織宗教」などとは関係ないところで、非常にライトな、でありつつ同時に非常に真摯な宗教心が存在している。
つまり「自分には見えないが「魂は不滅で、その「聖なるもの」が自分を守ってくれる」という意識が存在する、パワースポット、オーラの泉ブームがその典型だ。
このような現代人の心理を初めて明確にした。
聖なる愚者
「聖なる愚者」は、日本人は「愚かな者」に対してなぜか「聖性」を感じるという心理を追求した日本人の深層心理を明らかにした画期的な文化論だ。
取り上げている「愚者」は「物くさ太郎」「車寅次郎」「バカボンのパパ」「与太郎」「山下清」、明治の文豪・国木田独歩の佳品の主人公「六蔵」など時代を超えている。
つまりこの「愚かな者」に逆に「聖性」を感じる心理は日本人の古くからのDNAに組み込まれたものだということだ。
娼婦の中の聖性の系譜
「娼婦の中の聖性の系譜」は飯島愛のブログにその死後もアクセスが絶えず、その投稿者が自分の悩みを打ち明ける、あたかも「懺悔室」のようなサイトになった事実に注目している。
ここから筆者は、飯島愛は聖女だった、つまり(広義の)娼婦には聖性があるという心理が日本人にはあるのだということを論証した。
これも古代の巫女から現代のソープ嬢まで扱い、学会誌に査読(掲載検討)を拒否された、という既成の学問の掟破りの、常識を超えた論考だ。
頭の古い民俗学会と民俗学者への警鐘
そして最後に民俗探偵・丹波りん太郎は以上のような論考を行わない現代の「民俗学会」は早晩、時代に必要とされなくなり滅びるだろうと警鐘を鳴らす小文を載せている。
これは彼の民俗学への愛であり、学問への誠実さからの魂の叫びだ。
これこそ現代の預言書
このようにすでに現代では滅びたと思われていた「聖性」が、実は日常生活、エンターテイメント、社会の底辺、対極する経済活動の中で復活し、あなたを救う準備をしていたのだ!
これこそ神からの現代の預言書とも言えるだろう。
いずれにしろ、この本も読めば思いがけない世界観によって自分の強張ったものの見方を矯正され、脳の使っていない部分が刺激されることは間違いなしの、「頭のストレッチ」が起こる一冊である。
キャッチフレーズにもあるように「頭の悪い人」には向かないだろうが、少しでも物事をフラットに、論理的か考えられ、好奇心を忘れていない人には、好適だと断言できるだろう。
ピンチは一丸!!平時は個性発揮の会社を作る!!~「フラミッド型組織」の秘密!
隠された会社の危機
「重要な情報が上がってこない」「トラブルの対処が後手になっている」「組織が縦割りで連携が弱い」「顧客のニーズに合った商品が開発できない」・・・
そんな悩みを抱えている経営者の方に朗報です!
「フラミッド型組織」とは
普段は現場と経営の距離が近く判断が素早くでき、現場は現場で自分で考えて行動できるフラット型組織。
その一方で問題があった時にはトップの意志が組織段階を経て隅々まで浸透し、一丸となって対応できるピラミッド型組織。
そのような組織が生まれた。それが「フラミッド型組織」。
本書は著者、ヒューマンパワー研究所所属の不破頼道が実地の経営経験から編み出した極めて現実的で合理的な「組織変革のバイブル」だ。
、「フラット型組織」「ピラミッド型組織」の「いいところ取り」をした「フラミッド型組織」の日本で唯一の解説本なのである(「フラミッド型組織」はヒューマンパワー研究所の「登録商標」である)。
実際に使われている「危機対応マニュアル」も
その一例として、飲食店における具体的な危機対応マニュアルも現実に使用していたものをご紹介していますので、よりイメージがわくでしょう。
そしてうれしいことに、それだけの深い内容が「たった15分で」で読めてしまのだ!
まさに日々分単位で仕事をしている経営者の方にはぴったりの「組織運営バイブル」だと言えるだろう。
会社の体質に強い「体幹」を
ぜひご自分で読み、そして主だった部下にも読ませれば、その日からあなたの会社は、極めて強い「体幹」を持った組織に生まれ変わるに違いない。
それは、日々変化する市場を他社に先んじて制しながら、突発的なトラブルにも対応できる、まさにこれから日本を襲うスタフグレーションにも負けない会社を作ることと同じである。
そのポイントがたった15分でわかるの。経営者であるならばぜひ読むべき本だと言えるだろう。
価格もコーヒー2杯分と超・お得である!
「コーチング」を使って失敗した私が気付いた、その実戦的な使い方5ヶ条
コーチングは特殊なマネジメントスキル
「社員の力を引き出そうとコーチングを取り入れたが、時間ばかりがかかる!」
「コーチングをしても、相手の能力が低すぎて何の答えも引き出せない!」
こんな「コーチングの失敗経験」を持つ社長、マネージャーに朗報!同じようにコーチングに失敗した著者が編み出した、コーチングの真の「戦略的な」活用法!
これなら、「伸びる社員を確実に成長させ」「無駄な労力を使わずに」社内を活性化させることが可能だ!
ポイントは社員を2種に分けること
ポイントは、社員をある基準によって「選ばれし」者、と「選ばれざりし」者に分別し、前者だけにしっかりコーチングを行って、「伸びる芽だけを伸ばし、会社の基幹人材を育成する」こと!
そしてその基幹社員に「その他大ぜい社員」を「コーチング」ではなく「指示命令」によって動かさせること!
この方法を使えば、コーチングは戦略的に会社の時間、労力と言った資源を無駄遣いしないで成果を挙げ、会社は効率的に運営され、業績を上げることができる!
もちろん「その他大勢」社員への心理的ケアもその戦略には組み込まれているのでご安心を。
コーチングはうちでは無理と思っていても再チャレンジする価値が
今まで「コーチングは本当に使えたらよさそうだが、うちでは無理だな」とあきらめてていた、社長、マネージャーの皆さんも自社へのコーチング導入が可能になる、画期的な活用法!
ぜひ、一度著者のようにコーチングに「失敗」したマネジメントリーダーはこの本をもとに再挑戦することをおすすめしよう!
リアルな事例で実戦的な「会話方法」も詳細についているから、この通り実践すれば今度は成功間違いなし!
最強の対人関係スキル「SARC」を活用して「マネジメント名人」になる~苦手な上司も、困った部下も手のひらの上で思いのまま!~
コミュニケーションの原則は相手の価値観に合わせること
どうも思ったように部下を指導できない、あの上司には話が通じない、という問題があったら、それは相手の価値観を無視してアプローチしているからかもしれない。
コミュニケーションの原則は、相手の価値観に合わせることだからだ。
価値観が言動を生み、言動を見れば価値観が分かる。
多様な価値観をどう扱うのか
しかし価値観は百人百様なものだ。
合わせるのは簡単ではない。
しかしヒューマンパワー研究所はビジネスマナー1万人の調査を因子分析し、その多様な価値観を最大公約数的に4つに分類した。
それが「SARC」だ。
SARCは最強の対人関係スキル
SARCを部下に使えば、動機づけも、効果的にホメることも、受け入れやすいように叱ることも簡単だ。
上司に使えば相手が気難しくても、提案は通る、失敗も責められない、などストレスが全くなくなる。
簡易版のSARCアセスメントも掲載
本来は96問のSARCアセスメントを使用して相手がSARCのどれに該当するかを調べるが、それを13問にした簡易版も掲載。
すぐに実施できる。
これを部内、社内の共通のマネジメントスキルにすれば、風通しが非常に良い、そして互いに尊重し合える理想的な組織ができるだろう。