あなたの人生はドラマになり得る
前回、あなたの人生は退屈なものではなく、実はとても読んでいて面白い、役に立つという要素が盛り込まれている「ドラマ」なんだということをお伝えしました。
しかしそう言われても、その自分の人生に埋もれている「宝石」をどうしたら探し出せるのか、と言うことが分からない人も多いでしょう。
そこで今回は、「どうしたら自叙伝が面白くなるのか」つまり、人が読んでくれて「すぐにゴミ箱に捨てられない」物語になるのか、についてお伝えしようと思います。
人生の中から「事実」ではなくエピソードを探し出す
まずするのは当たり前ですが、あなたの人生を振り返る、ということです。
しかし、ただ履歴書のように順番に表面的な話を思い出しても意味がありません。ですから、以下のようにして自分の人生を最初から振り返ってください。
①カード式に書く
自分の人生を振り返る時には「何が起こったか」ということをカードに書いてください。
カードと言っても別にコピー用紙を1/4に切っただけでも構いません
これをしておけば、あとで構成をする時に非常にやりやすくなります。
②事実ではなく、エピソードを書く
しかし振り返っても、たとえば「昭和●年 小学校入学」などの「事実」では全く意味がありません。
書くべきなのは、小学校入学時にどのようなエピソードがあったか、ということです。たとえば、父親が入学式に遅れないかとそわそわして支度の遅い母親を何度も大声で呼んだ、とか、大学入試の合格発表にクラスの連中みんなで行き、合格者を胴上げしたが、自分は補欠合格だったので、胴上げされないように隅に隠れた、などどのようなことでもいいのです。
ただ、大切なのは1エピソード、1カードにすることです。
こうしてあなたの人生をゆっくり思い出していくと、忘れていたようようなことも思い出すはずです。また思い出す助けに、アルバムに貼ってあって見直しもしなかった、当時の写真を改めて見返してもいいでしょう。
この方法が苦手な方はぜひご相談ください
この方法で、あなたは「自叙伝」を書くための「ネタ」を総ざらいすることができます。
次にこの「ネタ」から「自叙伝に載せるもの」をどう選び、どういう順番にすればいいのか、ですが、これはまた次のブログでご紹介します。
このような作業が面倒くさい、あるいは苦手だ、という方は、ぜひ弊社にご相談ください。あなたの人生をインタビュー形式で全部聞き取り、質問もしてあなたが忘れていたエピソードも引っ張り出し、最終的な文章にするまでワンストップでお手伝いします。