「MAMOR」という自衛隊を中心に世界の軍隊の「素顔」を扱う雑誌があるのだが、今月号は「日本が侵略されたらどうしますか」というストレートな内容だった。
それを10~30代に「どちらでもない」を入れない「戦う」「戦わない」の2答でアンケートをとったところ「戦わない」が70%だった。
これは衝撃である。
「自衛隊」寄り雑誌だから嘘のデータではないだろう。
ウクライナの市民のように銃を持って戦え!とは言わないが、少なくとも日本という国を守るという意識はもっと高いと思っていた。
しかし、日本の10-30代は「自由主義の独立国家」でいることのありがたみが全く分かっていなかったのである。
「戦わない」と答えた人に聞いた自由回答では「逃げる」「嵐が過ぎるのをじっと耐える」「自衛隊とアメリカが守ってくれる」などとあったが、中国に侵略されて属国になったら「逃げる」こともできず「嵐が過ぎる」こともなく、いつ自分が逮捕され、拷問されるか分からない、自分がされなくても自分の大切な人がいつ殺されるか分からない、何一つ思った事をいえなくなる、好きな音楽もTVも友人との付き合いもできなくなる、ということになる怖ろしさが全く分かっていないのである。
中国では10戸制と言うものが始まってまさに、誰にも本音が言えない、妻にも親友にも密告されるかもしれない監視社会になる。
属国になったら、日本もそうなるのだ。
侵略されてしまうことの、そういう怖ろしさを彼らは全く理解していないのである。
アメリカも自国の政治経済の行方によっては、グアムまで防衛線を下げて、台湾も日本も見放すだろう。
自衛隊と言っても実際に戦力になるのは25万人のうちの半分くらいだ。
これで100万人が動員できる中国からどう守れるというのか。
これは明らかに、教育のせいだ。
日本が自由主義であり資本主義だからこそ、享受しているありがたみを全く教えず、日本が第二次大戦で一方的に悪事を働いたかのような嘘を教え続けた結果である。
全ては中国に操られている日教組と、文部科学省の責任である。
それ以上にすべての政治家の責任であり、延いては彼らを選んだ我々の責任である。
習近平が党大会で圧倒的な権力を確保することに成功した(クーデターだったらしい)。
恐らく5年以内に台湾侵略が始まるだろう。
その時、私はもう爺さんで参戦することはできないが、その5年後、つまりこの10年後までには、次は日本がターゲットなのである。
つまり10~30代の彼らと、そしてその子供たちがまさにその「社会主義的圧政」の中で苦しまなければならないのが全く分かっていない。
本当に暗澹たる気持ちになった。
私があと20年若かったら絶対政治家になって、何とか出来る限りのことをしていたのに、と本気で思う。