TikTokCEOの公聴会
TikTokのCEO対する米国下院の公聴会が開かれました。
内容は、TikTokは使用者の個人情報を中国共産党に流出させるスパイ行為を行っていたのではないか、という話でしたが、その中であるデビー・レスコ下院議員がしつこく、TikTokのCEOに「ウィグルで人権侵害があったかどうか」を聞いていました。
しかし中国企業のCEOがそんなことに「是的(Yes)」というわけがありません。
言ったらそれこそ、自分の国に返ったら行方不明になってしまうのがオチです。
意味のない証言を取ってどうするのか?
ましてやかりにCEOが「是的(Yes)」と言ったとして、それが何になるのでしょうか。
単に民間人が自分の認識を言っただけで、それを証拠に中国に抗議できるわけでもありません。
そういう意味のない質問に延々固執するという意味では、立憲の小西議員が高市大臣の「捏造」発言を認めさせようと予算委員会の大切な時間を浪費していました。
議員というのは選民だとしても必ずしも賢いとは限らない
その点では、アメリカの議員も立憲の議員もドングリの背比べなのだなと思います。
そもそもTokTokによって個人情報が中国に流出しているという物的根拠があるのでしょうか?もしもそこまで掴んでいるのであれば、それを突き付けてCEOにはそれについて「是的(Yes)」と言わせるべきでしょう。
逆に言えば今回の公聴会は、それを言わせてアメリカだけではなく自由主義諸国からTikTokを締め出すことが目的であったはずなのに、あちらでも無駄な時間が費やされているようです。
議員というのはあまり賢くなくてもできるものなのですね。