理念なき政治家は去れ

ネットニュースで

「立憲民主党の有志議員は16日、国会内で記者会見し、次期衆院選で政権交代を実現させるため、野党候補の一本化を目指す有志の会を結成したと発表した。呼びかけ人は12人で、小沢一郎(比例東北)、鎌田さゆり(宮城2区)の両衆院議員も名を連ねた。」

という記事を見つけて驚きました。

小沢一郎氏はかつては政界全体を動かすほどの剛腕でしたが、ここまで社会の動きが分からなくなるほど衰えてしまうのでしょうか。

野党統一ということは、日本維新の会、立憲民主党、国民民主党、共産党、(今なんという名前か知りませんが)NHK党、れいわ新選組などが結託して1人の首相候補を出すということでしょう。

しかし日本維新の会の政策方針と、立憲民主党のそれが全く相容れないほど異なっているということを、小沢氏は知っているのでしょうか。

あるいは知っていても、「首相を出すためには理念の違いには目をつぶって大同団結すべき」と思っているでしょうか。だとしたらそれこそ、時代遅れの妄想だとしか言いようがありません。

今は「理念」の時代です。国民も、TVのウソばかりのニュースバラエティしか見ていない人を除けば、多くの人が日本はどうあるべきかという意見を持ち、その意見を政策化してくれる政党はどこかということを考えています。

国民は小沢氏が政党を作っては自分で潰していた時代よりも、数段賢くなっているのです。

その時代に、首相を出すという「便宜的な理由」で大同団結しようという、理念よりも便益を優先する姿勢こそが時代遅れなのです。

もう小沢一郎は終わったな、というのが正直な気持ちです。まあ何の期待もしていませんでしたが。

今後この茶番劇のような呼びかけがどのようになっていくかもしれませんが、少なくとも賛同した議員はしっかりチェックして、「何の理念もない政治家」として記憶させていただきます。