すぐゴミ箱に捨てられない自叙伝の書き方⑦~印象的な表紙や挿絵を作成する

本を作る場合に、印象的な表紙にするための5つの具体的な方策

本は、表紙が読者の第一印象を左右する重要な要素です。せっかく良い内容の本を書いても、表紙が地味だと手に取ってもらえない可能性があります。

そこで今回は、本を作る場合に印象的な表紙にするための5つの具体的な方策をご紹介します。

1. ターゲット層に合わせたデザインにする

表紙のデザインは、ターゲット層に合わせたものであることが重要です。例えば、若い女性向けの恋愛小説であれば、ピンクやパステルカラーを使った可愛らしいデザインが効果的でしょう。一方、ビジネス書であれば、ブルーやグレーなどの落ち着いた色を使った洗練されたデザインが好まれる傾向があります。

2. 強烈なビジュアルを使う

インパクトのあるビジュアルを使うことも、印象的な表紙を作るための効果的な方法です。例えば、人物の顔写真、風景写真、イラストなどを大きく使うことができます。また、文字を大きくしたり、特殊なフォントを使ったりするのも効果的です。

3. 色彩を効果的に使う

色は、人間の感情に大きな影響を与えると言われています。そのため、表紙の色選びは非常に重要です。ターゲット層や本の内容に合わせて、適切な色を選ぶようにしましょう。

4. タイトルを目立たせる

タイトルは、表紙の中で最も重要な要素の一つです。そのため、他の要素よりも目立つようにデザインする必要があります。フォントサイズを大きくしたり、太字にしたり、色を変えたりするなど、様々な方法があります。

5. 流行を取り入れる

最新の流行を取り入れることも、印象的な表紙を作るための効果的な方法です。例えば、近年はフラットデザインやミニマルデザインが流行しており、このようなデザインを取り入れることで、表紙を現代的に見せることができます。

具体的事例

他社の本を挙げると問題が起こる可能性がありますので、私たちが出版した本の中で、表紙が比較的、強い印象を与えると思われる本を挙げておきます。

ふりむけばガロ: 異界で出会った不気味たち

「1960年代から1990年代まで時代を牽引したサブカルチャー&漫画雑誌の「ガロ」の内容を思い出しながら、現在を語る」という本の内容反映して作成した表紙です。

ガロのロゴは本物を模して内容を読者に推測させ、一方で青とピンクを大胆に配色して、シュールな感じを出し、画面に他の本と並んだ時に目立つように工夫しました。

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戦う女と媚び倒す女: ~あなたはどっち?聖子と明菜、均等法下の事務職と総合職~

「戦わずに全てを得た松田聖子と、戦ってボロボロになった中森明菜」という作品のテーマの1つを、立っているヒールと倒れているヒールで象徴した表紙です。

バックを白にして赤のヒールを目立つようにしています。

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人生にドロップキック: 10勝14敗。それでも心が折れなかった元・怪人キックボクサーの86の叫び

作者自筆の決してうまくはない字をそのままタイトルにした表紙です。しかしこの下手さの中に勢いと力があって、つい内容に興味が行く用意しています。

内容も非常に「強い」本なので、それともぴったり合っています。

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