タイトルがなぜ大切か
前のブログまでで、あなたが自叙伝を出版する上での「本文」に関するポイントはご説明しました。
しかしこれでホッとするのはまだ早計です。
「画竜点睛」と言う言葉がありますが、まさに勇壮に描けた竜の絵でも、最後に描く眼を失敗すると、全てが無駄になってしまうように、自叙伝を書く場合も、最後にキメるべき点があります。
それが「タイトル」です。
良いタイトルの条件
良いタイトルの条件は
- 短くて印象に残る
- 内容の想像がつき興味が湧く
- 斬新な言葉づかいである
と言う3つを必ず押さえているものです。
またタイトルはできる限り上記に沿ったものにした、更に押したい部分は「サブタイトル」として付ける、と言う方法もあります。
タイトルのつけ方の7つのコツ
では、そのようなタイトルには具体的にどのようなつけ方があるのでしょうか。例を挙げながらご紹介しましょう。
強く印象に残る、内容は想像できる、短い、言葉の使い方が斬新な自伝タイトルのコツ:10個のヒント
1. 著者の人生を象徴するフレーズを使う
著者の人生を象徴する言葉やフレーズをタイトルにすることで、読者はすぐに内容を想像することができます。
例:
「波乱万丈:サラリーマン社長の逆転人生」
「夢を追いかけ続けたバレリーナ:栄光と挫折の物語」
2. 意外性のある表現を使う
読者の予想を裏切るような意外性のある表現を使うことで、タイトルに引きつけることができます。
例:
「左利きの天才科学者:誰も知らなかった私の秘密」
「負けず嫌いの専業主婦:3人の子供を育てながら起業した私の挑戦」
3. ユーモアや皮肉を取り入れる
ユーモアや皮肉を取り入れることで、タイトルに親しみやすさや面白みを持たせることができます。
例:
「ダメダメだった私の学生時代:それでもなんとか東大に合格した理由」
「お金持ちになった私のその後:想像を超える幸せと苦難」
4. 疑問形にする
疑問形にすることで、読者の興味を引くことができます。
例:
「成功の秘訣とは?:私が実践してきた10の法則」
「幸せって何だろう?:人生を振り返って思うこと」
5. 数字を使う
数字を使うことで、タイトルに具体的なイメージを持たせることができます。
例:
「30歳までに成し遂げた10のこと」
「7つの習慣で劇的に変わった私の生活」
6. 韻を踏む
韻を踏むことで、タイトルにリズム感を持たせることができます。
例:
「場当たり人生 すぐに反省」
「体当たりの俺 損して得取れ」
7. 比喩表現を使う
比喩表現を使うことで、タイトルに奥行きを持たせることができます。
例:
「灰色のサラリーマン時代:希望の光を求めて」
「人生という名の航海:荒波に飛び込め」
困ったらほかの人の知恵を借りよう
なかなか思いつかない場合は、言葉のセンスがあって語彙が豊富な人に頼んでもいいでしょう。
こういう時にも役立つのは、私たちクリエイティブ集団COW AND CATです。
担当者は日頃から、多くの方の原稿にタイトルをつけていますから、引き出しも語彙も豊富です。ぜひご相談ください。
しかしこのタイトルを生かすも殺すも「表紙のデザイン」が重要です。次回は「表紙デザインはどのように作るか」についてご紹介しましょう。