マイナ保険証、別人とひも付け 個人情報閲覧の可能性 過去にも誤り7300件・厚労省

「厚生労働省は12日、マイナンバーカードと健康保険証が一体化した「マイナ保険証」を医療機関で使用する際に別人の情報がひも付けされていたケースを確認したと発表した」

2023/5/12 時事通信

というニュースがありました。

最初に思ったのは「やっぱり」ということです。

国が作るシステムは、事業者の登録関係のe-Govでも、e-TAXでも、あと何だか知らないけれど、いろいろな報告書を送れるポータルシステムでも、一般の企業が提供するいろいろなシステムに比べて非常に使いにくく、役人って本当になぜここまでシステムに関するユーザビリティの意識も開発能力も低いんだろうと、思っていました。

ですので、マイナンバーと保険証を一緒にするという話を聞いて以来、絶対何かミスすだろうなと思っていたのです。

そしてその原因を聞くと、機械のミスではなく「医療機関が紐づける時に起こった人為ミス」だということです。

これにもまた驚きました。

マイナンバーカードを医療機関の人間のマンパワーで紐づけようとしていた、と言うことは、1億3千万人分の(まあ実際は家族は1人を紐づければ家族全員が自動で紐づくのでしょうが。最低でもそれくらいの自動化はされていて欲しいです)保険証の紐づけをマンパワーでしようと厚生労働省は考えていたのでしょうか。

そんなことが可能だと考えていたのでしょうか。

信じられません。

本当に、国のシステムに関する能力の低さに呆然としてしまいます。