tanba 少し前の話になりますが、表面的にはちょっとした警察庁のミスのように感じる事件がありました。しかし実は非常に重要な事件でした。以下にデイリー成長の記事を引用します。
知ってましたか？こんなトンデモナイ事件
この日、ある中国人男性が資料室を訪れた。
ところが、資料室で閲覧を終えた後、一般人の立ち入り禁止区域を徘徊したというのだ。
本来なら利用者は最寄りの北桔橋門を通って皇居から退出すべきだ。
しかし男性は帰りに本丸から百人番所を経て、境界柵を不正に越えてしまったのである。
そこから、思いもよらぬ展開となった。
まず車馬課の前を通って宮内庁庁舎へと入り込んだ彼は、地下の食堂で昼食までとっている。
その後は、宮殿の西玄関から北庭へと抜け、盆栽の仕立て場である大道庭園へ。
引き返したところ、ようやく皇居通用門近くの『吹上仲門』で身柄を確保されたのです。
実はその中国人は、中国大使館で諜報活動をしている中国人外交官の協力者ではないかと言われていた。
つまり公安がマークしていた人物だったのである。
厳重に警備されている皇居をどこまで侵入できるか調べるために、皇居内をうろついたものと思われます。おそらく目的は、
- 監視カメラはどのくらいあるのか。
- 人間の体温を探知する赤外線センサーは配置しているのか。
であったろう。
そのようなチェックは実に容易いことだっただろう。（デイリー新潮2022「皇居を1時間以上も勝手に徘徊して捕まった中国人の正体 元公安警察官も啞然」11月4日https://news.yahoo.co.jp/articles/495ae2139cd71d81d2cc9e1cc90b3f47ee04092c）
日本の機密情報はフリーパス？
つまり日本の象徴である天皇の住まいは「スパイであろうと誰であろうと」フリーパスで入れる状態なのは事実だ。
皇居には行政機能がない。
ですから、ほかの中央官庁ほどのリスクはない。だとしても、警官まで大変に「平和ボケ」してしまっている、ということは事実だ。
この状況なら、他国のスパイが行政機関に入りこんだとしよう。机の上に放置されている機密文書を高感度カメラで盗撮していたとしても不思議ではないだろう。
この犯人が中国人だったらしいですが、特に中国は相手の元首が「武力で台湾を取る」ことはめいげんしています。
現代は情報戦。既に日本は立ち遅れ。
そのコースは、尖閣、石垣島、八重山島を奪いつつ台湾を攻める」ということも十分にあり得るのです。
戦時中のように憲兵が歩き回って片っ端から尋問し、撮影したカメラのフィルムを抜き取る、ということがいいと思わない・しかし少なくとも常時監視カメラとマイナンバーカードの写真をAIで照合し、不審者は拘束するくらいのことは絶対に必要だ。
でなければ日本の防衛力も、秘密な外交方針も、当然暗号も全て空いたにはお見通し、という状況になってしまうだろう。
そのような状況で、戦争に勝てるでしょうか。
首筋が寒々とした事件でした。
少なくとも、今回の事件は見張り小屋にいた警官は瀬戸内海の小島の派出所に飛ばす。上司は減給６カ月で1等級降格する。という程度の厳しい処分が必要だろう。
そして出来だけ早く「スパイ防止法」を成立させる必要がある。
だいたいにおいて、この事件が国会で問題にならないこと自体が問題だ。
野党も与党も同じように平和ボケしているのだろう。